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立哨・座哨
読み方
りっしょう・ざしょう
立哨・座哨とは
立哨(りっしょう)と座哨(ざしょう)は、警備業務における基本的な監視スタイルを指します。立哨は、立った姿勢で決められた場所から周囲を監視する業務で、不審者や異常を早期に発見し、迅速に対応するために用いられます。一方、座哨は、座った状態で周辺を監視する方法で、受付業務やモニター監視を伴う場合が多く、特定の人が出入りする場所で利用されます。
両者は勤務環境や目的に応じて使い分けられ、立哨は犯罪の抑止力として、座哨は体力負担の軽減や対人対応が求められる場面で適用されます。
立哨では特に忍耐力や集中力が求められ、座哨では腰やお尻への負担が課題となりますが、体力に自信がない方や高齢の警備員には座哨が向いていることも多いです。
会話内における用語の使い方
場面1: 商業施設の出入口での立哨業務
警備員A: お客様が多い時間帯は、立哨での警戒を強化してください。
警備員B: 了解しました。不審な行動が見られた場合は、すぐに報告します。
警備員A: よろしくお願いします。防犯カメラの視覚に入らない部分もしっかり見張りましょう。
場面2: 座哨業務での受付対応
受付警備員: 本日、9時以降の入館者は座哨にて対応し、安全管理を行います。
責任者: はい、来訪者リストを確認しながら対応をお願いします。
立哨・座哨のメリットとデメリット
立哨のメリットとデメリット
- メリット: 迅速な対応が可能で、不審者に対する抑止力が高い。
- デメリット: 長時間の立ち姿勢による体力的な負担が大きい。
座哨のメリットとデメリット
- メリット: 体力負担が少なく、対人対応が多いためコミュニケーションスキルを活かせる。
- デメリット: 腰やお尻への負担がかかりやすく、集中力を維持する必要がある。