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バーター

読み方
バーター

バーターとは

「バーター(barter)」とは、有名な芸能人と知名度の低い芸能人をセットで出演させることを指します。イベント業界やテレビ業界でよく使われる抱き合わせ出演の形式です。

語源には、物々交換を意味する英語「barter」や、「束(たば)」を逆に読んだ「バーター」という説があります。

会話内におけるバーターの使い方

バーターという用語は、プロデューサーやキャスティングディレクターとの会話でよく使われます。以下に具体例を紹介します。

例1: キャスティングの打ち合わせ

プロデューサー: 「このドラマにはAさんをキャスティングしたいですが、事務所からの条件で新人のBさんもバーターでお願いされました。」
ディレクター: 「了解しました。両方の役柄を調整します。」

例2: 出演交渉

芸能事務所: 「うちの人気タレントCを出演させますので、無名のDもバーターでお願いします。」
テレビ局: 「分かりました。Dさんも一緒に出演させましょう。」

バーター出演のメリットとデメリット

バーター出演にはいくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 知名度向上:無名のタレントが有名なタレントと共演することで、自身の知名度を上げる機会が増えます。
  • 事務所の戦略:芸能事務所が所属タレントを効率よく売り出すための戦略として有効です。
  • 視聴率確保:テレビ局にとっては、人気タレントの出演で視聴率が期待できます​。

デメリット

  • 出演機会の制約:無名タレントは単独で出演する機会が少なくなり、常にバーターとして扱われるリスクがあります。
  • 依存度の増加:事務所やタレントがバーター出演に頼りすぎると、自立した活動が難しくなる場合があります。

バーター出演の具体的な事例

バーター出演は様々なシチュエーションで利用されます。以下に具体例を紹介します。

テレビドラマ

新人俳優が人気俳優とセットでドラマに出演することがあります。これにより、新人俳優は視聴者に認知されるチャンスを得ます。

映画

映画のキャスティングで、主要キャストに無名の俳優がバーターとして参加することがあります。これにより、映画全体のバランスを取ると同時に、新人のプロモーションが図られます。

バラエティ番組

お笑い芸人が先輩芸人と共にバーター出演し、トークの中でその事実をネタにすることで視聴者に親近感を与えることがあります。

バーター出演の注意点

バーター出演を活用する際には、以下の点に注意が必要です。

事務所との交渉

芸能事務所としっかりとした交渉を行い、タレントの意向を尊重することが重要です。

タレントの意識

無名タレントがバーター出演を通じて自分の価値を理解し、自己成長に繋げる意識を持つことが大切です。

公平な扱い

バーター出演であっても、タレントを公平に扱い、それぞれのパフォーマンスを尊重する姿勢が求められます。

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