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もぎり

読み方
もぎり

もぎりとは

もぎりとは、イベントや劇場、公演などで入り口に立ち、来場者のチケットを確認し、半券を切り取る(もぎる)役割を担うスタッフを指します。この役割は英語では「ticket taker」と表現されます。

もぎりの役割は一見単調に見えますが、実はイベント運営や会場の雰囲気を左右する重要なポジションです。もぎり担当者は来場者と最初に接するため、彼らの態度やスムーズな作業が来場者の第一印象を決定づけます。

もぎりの具体的な役割

もぎり担当者の具体的な役割について見ていきましょう。

まず、チケットの確認作業があります。
紙チケットだけでなく、電子チケットの普及によりQRコードやパスをスキャンする技術も必要となってきています。もぎり担当者は、各種チケットの取り扱いに慣れている必要があります。

次に、来場者誘導があります。
特に大規模なイベントでは、混雑が予想されるため、迅速かつ効率的な誘導が求められます。もぎり担当者はその場で迅速に対応し、混乱を防ぐ役割を果たします。

また、片方のチケットの半券を切り取って来場者に返すだけでなく、その後のサービスも重要です。
例えば、会場の基本的な案内やプログラムの提供、場合によっては体温チェックや消毒の指示なども行います。

会話内における用語の使い方

もぎりという用語が実際の会話でどのように使われるか見てみましょう。例えば、イベントの準備期間中に以下のような会話が交わされることがあります。

具体例

  • イベントマネージャー:「明日のコンサートで、チケットのもぎりを担当するスタッフは何名配置しますか?」
  • チケット担当者:「現在の予定では、もぎり担当は5名です。ピーク時には追加で数名補助を入れる予定です。」

また、もぎり担当者同士の会話では以下のようなやり取りが見られます。

  • 担当A:「今日のもぎりですが、新しい電子チケットシステムが導入されてるので、操作に慣れる必要がありますね。」
  • 担当B:「はい、今朝のブリーフィングでしっかり説明を受けました。スムーズに対応できるように心がけます。」

もぎりという用語は、イベント運営スタッフ間のコミュニケーションにおいて欠かせない言葉です。同じチーム内での共有理解を深めるためにも、このような用語の正確な使い方が重要になります。

もぎりの重要性と最新情報

最近のイベント運営において、もぎりの重要性はますます高まっています。特にパンデミック以降、感染防止対策として非接触型のチケット確認方法が主流となってきました。このため、もぎり担当者には新たなスキルが求められるようになっています。

例えば、多くのイベントでは来場者の健康状態をチェックする体温計測や、手指消毒の実施が求められるようになりました。これにより、もぎり担当者はチケットの確認だけでなく、健康チェックの重要な役割も担うことになります。

また、デジタル技術の進化により、もぎりの手法も変わりつつあります。QRコードのスキャンや、スマートフォンアプリを使用したスムーズな入場処理などがその一例です。

もぎり担当者に求められるスキルと心構え

もぎり担当者にはいくつかの基本スキルと心構えが求められます。

まず大切なのは、「コミュニケーション能力」です。

来場者に対して親切で明るい対応が求められ、来場者が会場で快適に過ごせるようにサポートします。
加えて、ストレス耐性も重要です。多人数を相手にする場面では、冷静に対応できるほか、緊急時の対応力も必要です。

次に、「技術面でのスキル」も欠かせません。

電子チケットやQRコードの読み取り、必要な場合はPOSシステムの操作など、基本的なデジタル機器の使い方を習得しておくことが重要です。さらに、最新のセキュリティ対策にも熟知しておくことが望ましいです。
例えば、不正チケットの見分け方や、入場時のトラブルに対応するための初動対応についての知識が求められます。

最後に、もぎり担当者としての心構えとして、「プロフェッショナリズム」があります。

イベント運営の一環として、もぎり担当者の行動や言動が来場者のイベント体験に直接影響を与えるため、自身の役割に誇りを持ち、責任感を持って業務に当たることが大切です。

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