防犯カメラの映像が再生できなかった話 - アシストジャパン

防犯カメラの映像が再生できなかった話

こんにちは。
アシスト・ジャパン株式会社 東京営業部 警備業担当のAです。
今回は、私が施設警備の現場で実際に経験した出来事をお話しします。

目次

エレベーターに消火器がまかれた

関東地方のある駅前商業ビルでの話です。
低層階にアミューズメント施設が入る、駅前としてはそれなりに治安に気をつかう現場でした。交番が目と鼻の先にある立地でしたが、それでも酔客トラブルは日常の一部でした。

ある日、そのビルのエレベーター内で事件が起きました。酔った人物が消火器をエレベーターの中で噴射したのです。粉末で真っ白になったエレベーターは使用不能になり、犯人は逃走しました。交番がすぐそこにあるにもかかわらず、結局捕まりませんでした。

映像が出てこなかった

当然、防犯カメラの映像を確認しようとしました。
ところが、録画を遡ろうとした瞬間、HDDが金切り音を立てて停止しました。記録メディアのスロットを見ると、コンパクトフラッシュ、SDカード、そしてVHSが並んでいる。ライブ映像は映っていましたが、録画は機能していなかったのです。10年ちょっと前とはいえ、世の中ブルーレイディスクの時代です。

設備は長年、更新されていませんでした。
そして警備員には「なぜ見ていなかったんだ」という叱責が飛びました。

私はその夜、夕方から翌朝5時までの夜勤でした。事件が発生したのは5時40分頃。すでに退勤していたため、責任を問われる立場を辛うじて免れましたが、状況が少し違えば当事者になっていたのは私だったかもしれません。

そのとき残ったのは、人間の記憶だけでした

映像が出てこない中で、唯一手がかりになったのは、その場にいた人間の証言です。何時頃、どの方向から来たか、どんな服装だったか。記憶は曖昧で、証言によって細部は食い違いましたが、それだけが手元にある情報でした。

「カメラがある」と「映像が残っている」は別の話です。ライブ映像が映っていれば、カメラは動いています。しかし録画が機能しているかどうかは、実際に遡ってみるまでわかりません。HDDの劣化、記録メディアの規格、保存容量の不足。これらは日常の警備業務の中では見えにくい問題です。
カメラが機能しない局面で、最後に残るのは人です。

あなたのビルのカメラは、今日遡れますか

一度試してみてください。3日前の特定の時間帯の映像を、実際に再生してみる。それができない、あるいはやり方がわからないという状態であれば、そのカメラは証拠装置として機能していない可能性があります。

そして、もう一つ問いを立ててみてください。
仮にカメラが完璧に機能していたとして、その映像を見た人間が、何秒で現場に向かえますか。誰が向かいますか。その判断基準はありますか。

カメラは出来事を記録します。しかし出来事に対応するのは人間です。設備がどれだけ整っていても、そこに判断できる人間がいなければ、施設は守れません。

アシスト・ジャパンの施設警備

アシスト・ジャパンでは、イベント警備で培った現場対応力を活かした施設警備をご提供しています。警備員の配置にとどまらず、有事の初動判断や対応フローの整備など、「人が機能する現場」をつくるところからご相談をお受けしています。

「設備はあるが、いざというとき動ける人間がいない」という施設の方は、ぜひ一度ご相談ください。
警備体制や運用面が気になる方は、公式サイトのお問い合わせ窓口よりお気軽にどうぞ。

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